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掛香・匂袋

日本古来の香料は植物の草根木皮などで、生薬が主であり種類によって様々な薬効があります。防虫・殺菌効果がある龍脳・丁子などがよく知られていますが、調合したものを邪気祓いとして掛香 (室内香)などにしました。
また玄関などにこうした天然の香がありますと日々が清々しく、お客様のお迎えも爽やかでしょう。
また衣服への移り香も落着きあるゆかしいものです。

薬玉   護身を願う端午の節句

運動会などに使われる「薬玉」ですが、もともとは端午の節句に邪気祓いに使われるものでした。平安時代には調合した香薬を入れた玉を室内に飾ったり、身に着けたりし、贈り物にされたとのことです。

訶梨勒   爽やかに迎える新年

生薬の訶子の実を模った袋に、十二個、閏年には十三個の実を入れ、邪気祓いとして毎年正月から柱に掛けます。
現代では美しい織りの袋に好みの香料を調合し、格調高い室内装飾にも使われています。

匂袋   衣の移り香・空間に 

御衣装用には箪笥に入れる紙製、袂やポケットにしのばせる友禅などの小さな布袋。自然の生薬を調合した匂袋は、香水、トワレなどと違って匂立ちが控えめな落着いた香りです。空気の良くない所でも、一寸匂袋の香に触れることで新鮮な気分が味わえます。
お手洗や押入などにも一つ置かれると、自然の香りが爽やかに広がります。調合により、生薬の持つ防虫効果も期待できます。
床や玄関などには細工物の季節の香袋がありますと、新鮮味のある室礼になりましょう。また織り柄の美しい大きな匂袋などは季節を問わず置くことができます。
空気の流れにもよりますが、ひと月くらい経つとうわ立ちの香りがうすれます。中身を混ぜてさらに弱くなりましたら箪笥や空薫に。落着いた香りが長く楽しめます。


  • 薬玉


  • 訶梨勒


  • 名物裂匂袋